宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 3/14 15:52 更新 600km/秒の高速太陽風が続いています。活発なオーロラも発生しています。 担当 篠原 高速太陽風は、600km/秒の高い速度で安定して続いています。 磁場強度も4nTで安定しています。 高速風は、このまま前周期と同じ期間くらい続くことになりそうです。 速度がかなり高いので、活発なオーロラ活動も発生しています。 AE指数で1000nTに達する変化が、図の前半に見られています。 ここは、太陽風の磁場が、-4nT程度に南向きにかたよっていた時間帯です(ACEの図)。 今日の磁場は、その他の時間帯は北寄りになっています。 そのため、AE指数も、その他の時間帯は穏やかになっています。 太陽風磁場とオーロラ活動を比較するときは、 速度の変化とともに、磁場の南向き(マイナス)、北向き(プラス)にも注意して下さい。 高速風はまだ続きそうですので、 今後も、太陽風の磁場が南寄りに変化すると、オーロラも活発になるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、さらに少し強まっています。 10,000の警戒レベルを余裕で超えるようになっています。 衛星の運用などでは、注意が必要な状態が続きます。 太陽のフレア活動は穏やかです。 SOHO EIT195を見ると、太陽のまん中の北側に小さく明るい点が見えています。 また、東端にも明るい部分が見えます。 この辺りから、新しく黒点ができたりするでしょうか。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|