宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/11 11:54 更新 太陽風の速度は700km/秒に上昇しています。オーロラ活動も活発に続いています。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの黄色線)はもう一段上がり、700km/秒に達しています。 前周期の最高速度にだいたい並びました。 この速度は、コロナホール起源の高速風としてはかなり高いほうです。 一方、磁場強度(白線)は次第に下がり、4nTを割りつつあります。 このため、高速風領域は既に最高速に達したと考えられます。 磁場の南北成分(赤線)が細かく振動しています。 磁場強度が下がって来たので、振れ幅も小さくなっていますが、 速度がかなり高まっているため、オーロラ活動への影響は続いています。 AE指数では、500〜800nTの中規模のオーロラ活動が断続的に発生しています。 その前までと比べると、規模は一段下がっていますが、活動としては十分活発なものです。 シベリア磁場データでも、3日間にわたる活発な変化を見ることができます。 太陽風の速度が700km/秒前後で推移していることから、 今後も、活発なオーロラ活動が期待できます。 アラスカのライブカメラにも注目してください。 オーロラの発生は次第に弱まりますし、次第に月が大きくなりますので、 観望するなら早い方がチャンスです。 27日周期の図で前周期を参考にすると、高速風はまだ5日程度は続きそうです。 高速風の影響で、放射線帯高エネルギー電子が一気に増加しています。 青線のGOES-11が10,000の警戒ラインに到達寸前です。 赤線のGOES-12も大きく増加をしており、 この後、ともに10,000を超えて行く可能性があります。 変化に注意してください。 太陽では、985黒点群が出現しています。 西の端、ぎりぎりのところの、小さな点です。 いつもの太陽写真では明瞭でないので、 黒点を見ることのできる写真を最初に掲載しています。 今回も、赤道側の出現でした。 SOHO MDIカメラによる、11日7時半(世界時10日22時半)の太陽。西の端に小さな黒点が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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