宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/ 9 11:25 更新 太陽風磁場が強まり、活発なオーロラが発生しています。速度の上昇はこれからの様です。 担当 篠原 高速太陽風の立ち上がりが、前周期よりも遅れています。 太陽風の磁場強度は、8日16時(世界時8日7時)から強まり始め、10〜15nTに強まりました。 それに続いて、速度も変化しているのですが、 せいぜい450km/秒に上がったくらいで、それほどの高速になっていません。 27日周期の図で前周期、2月10日の変化を見ると、 磁場強度が上がるとともに、速度も600km/秒を超えて行ったのですが、 今回は、それほどきれいな立ち上がりにはなっていません。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、コロナホールは、十分に西側にせり出しています。 太陽風の速度は、これからぐっと上がって行くのでしょう。 太陽風の速度はそれほど上がりませんでしたが、 磁場が強まったため、-10nTくらいの大きな南向き(赤線のマイナス)が2度ほど見られています。 その影響で、活発なオーロラ活動が発生しています。 AE指数では、1000nT、700nTの中規模の変化が記録されています。 もし速度がもっと高ければ、より激しい変化になっていたでしょう。 太陽風磁場は現在も10nTに強まったままです。 今後も、活発なオーロラ活動が見られそうです。 アラスカライブカメラにも注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく数を減らしています。 今後、太陽風の速度が高まると、上昇に転じるでしょう。 しばらくは注意が必要です。 太陽は無黒点で、たいへん穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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