宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/ 7 14:26 更新 360km/秒の穏やかな太陽風が吹いています。明日以降は、高速太陽風に変わるでしょう。 担当 篠原 太陽風の速度はやや下がって、360km/秒の低速風になっています。 磁場強度は4nT弱で、こちらは通常の強さです。 穏やかな風が吹いているので、磁気圏はとても穏やかです。 AE指数、シベリア磁場データともに、目立った変化はありません。 そして、これから高速の太陽風が回帰して来ます。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、コロナホールが東西に長く広がっています。 今、ここから地球に向かって、速度の高い太陽風が盛んに噴き出しているところです。 コロナホールの濃さ、幅ともに十分あるので、 今回もしっかりと高速風がやって来そうです。 高速風の先頭は、今夜か明日に地球へやって来ると予想しています。 ACEのデータでは、太陽風の密度(橙色線)が一段上昇しています。 この変化は、高速風の前触れかもしれません。 やがて、磁場強度が強まるでしょう。 そうなると、速度の上昇もすぐです。 磁場強度が強まると、大きな南向き成分(ACEの赤線のマイナス)が発生して、 オーロラ活動が強まる可能性が高まります。 特に、高速風の前半では、磁場が大きく変化しやすいので、注目してください。 オーロラのライブカメラをm見るなら、このタイミングは狙いめです。 前回の変化を参考にすると、今度の高速風は10日以上にわたって続きそうです。 また、オーロラも最初だけでなく、その後も数日間にわたって活発に見られそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、すっかり数が減っています。 しかし、これから高速風がやってきて、再び上昇するでしょう。 明日以降の変化に注意が必要です。 太陽のフレア活動は静穏です。 984黒点群は、西の端に没しつつあります。 研究会のため、今日は更新が遅くなりました。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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