宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/ 8 10:06 更新 太陽風はかなり遅くなっています(320km/秒)。これから高速太陽風がやってくるでしょう。 担当 篠原 太陽風の速度は更に下がり、320km/秒とかなり遅くなっています。 磁場強度も3nTに弱まっていて、太陽風はとても穏やかです。 昨日からプラズマ密度がじわじわと上がり続け、10個/cm^3になりました。 これは、高速太陽風の前触れの変化だと思われます。 前周期も、高速風到来前に同様の変化が見られています(2月10日記事)。 この後、太陽風の磁場強度が上昇を始めるでしょう。 それとともに、高速風も始まると思われます。 これからのACEのデータに注目してください。 太陽風が穏やかなので、磁気圏もとても静かです。 AE指数、シベリア磁場データともに、ほとんど変化が見られません。 この静かな状態ももうしばらくでしょう。 太陽風の磁場強度が強まり始めると、南向き成分の変化によって、 活発なオーロラ活動が作られます。 磁場の南向き成分とは、ACEの赤線がマイナスになることです(プラスは北向き)。 このグラフが-5nTを越えて大きく南を向くと、オーロラ活動は激しくなります。 太陽風は速度の変化も重要ですが、磁場が南を向くことでオーロラのスイッチが入るのです。 これからやってくる高速風は、前周期も活発なオーロラ活動を引き起こしました。 オーロラシーズンも終わりに近づいています。 アラスカのライブカメラをお楽しみください。 放射線帯の高エネルギー電子は、レベルが下がったままです。 高速風が来ると、再び増加を始めますから、明後日以降は注意が必要でしょう。 太陽は無黒点です。 984黒点群は向こう側に行ってしまいました。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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