宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/ 6 11:56 更新 太陽風は400km/秒の速度です。南向き磁場の影響で、磁気圏が活動的になりました。 担当 篠原 400km/秒の通常の速度レベルの太陽風が続いています。 磁場強度は、ACEの図で前半が5nT、後半は弱まって3nTといったところです。 太陽風としては穏やかな状態なのですが、 昨日の午後いっぱい(ACEの図の前半)、磁場の南北成分が南側に偏って変化していました。 -4nTくらいの南向きがずっと続いています。 この影響で、磁気圏活動がやや活発になりました。 AE指数を見ると、500nT前後の変動が連続的に発生しています。 シベリア磁場データも、昨日のところ(右側3分の1)で、変動の幅が大きくなっています。 このように、速度は穏やかでも、磁場の方向次第で磁気圏が活動的になることがあります。 ただ、風速が高くありませんので、激しい変化を起こすほどではありません。 これから明日までは、穏やかな太陽風が続くでしょう。 磁気圏も基本的には穏やかなままでしょう。 27日周期の図によると、明日の後半か、明後日くらいから太陽風の速度が上がりそうです。 SOHO EIT195で太陽を見ると、 コロナホールが、太陽のやや南寄りに、東西に長く広がって見えています。 先頭(右端)は、既に西側半分近くへ届いています。 この写真の様子だと、高速風の到来は少し早まって、明日には始まるかもしれません。 また、横方向に幅広く伸びていることから、今回も継続期間が長くなりそうです。 前周期は、10日にわたって高速風が続いています。 高速風の到来とともに、オーロラが活発になるでしょう。 アラスカのライブカメラにも注目です。 磁気圏活動の強まりによって、 放射線帯の高エネルギー電子は大きく数を減らしています。 数万あったところから、数千くらいに下がっています。 ひとまず、警戒状態からは抜け出したようです。 太陽では、984黒点群が出現しています。 西の端のあたりです。 今回も、低緯度の出現です。 SOHOによる太陽の可視光写真。西の端に黒点が見えています。6日7時半(世界時5日22時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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