宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 5 --- ---
3/ 4 --- ---
3/ 3 --- ---

黒点  3/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:49 413 -1.4
-2 h 410 -1.9
-4 h 408 -1.3
-6 h 415 +1.3
-8 h 407 +2.3
-10 h 411 +2.8
-12 h 421 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -17 -28/ 16
-2 h -15 -12/ 3
-4 h -12 -16/ 2
-6 h -12 -13/ 2
-8 h -12 -15/ 3
-10 h -12 -14/ 4
-12 h -14 -14/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^4
3/ 5 0.6 6x10^4
3/ 4 0.7 5x10^4
3/ 3 0.6 7x10^4
3/ 2 0.5 5x10^4
3/ 1 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 2/29 14:44 太陽風の速度がもう一段上昇して、600km/秒台に上がっています。活発な磁気圏活動が続いています。
2008/ 3/ 1 11:45 750km/秒のかなり速い高速太陽風になっています。オーロラ活動も活発に続いています。
2008/ 3/ 2 11:53 かなり高速の太陽風が続いています。後半に入りつつあるので、これから速度が下がるでしょう。
2008/ 3/ 3 10:36 太陽風の速度はまだ高速ですが(600km/秒)、ゆっくりと低下に向かっています。
2008/ 3/ 4 10:20 太陽風の速度は下がり、地球は高速風を抜け出しつつあります。放射線帯の強まった状態が続いています。
最新のニュース

2008/ 3/ 5 11:59 更新
太陽風は通常の速度に戻りました(400km/秒)。磁気圏活動も静穏です。

担当 篠原

太陽風は、速度が400km/秒に下がり、通常の状態に戻っています。
磁場強度は3nT前後でやや弱めです。

太陽風が静まって、磁気圏も静穏になっています。
AE指数では、前半に小規模の変化が見られますが、以降は全く変化が見られません。
シベリア磁場データも、右側3分の1はすっかり平らになっています。


これから明後日くらいまで、穏やかな太陽風が続きます。
次の擾乱は、7日の遅くか、8日にやって来るでしょう。
SOHO EIT195で、現在の太陽と、27日前の太陽を比べてください。
コロナホールの広がりがほとんど同じです。
このことから考えると、高速風の到来は前周期と同様の変化になりそうです。

前周期同様、活発なオーロラ活動が期待できますので、ライブカメラをお楽しみに。
アラスカの夜はどんどん短くなっています。
じっくりオーロラを楽しめるのも、もうしばらくです。


放射線帯の高エネルギー電子は、強まったままです。
2つのGOES衛星で数万のレベルを保っています。
次の高速風が来るまで、警戒状態が続きそうです。

太陽は無黒点です。
昨日見えていた小さな黒点も、今日は消えています。





SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

3/ 4 16:00 UT

2/ 6 14:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。