宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/ 3 10:36 更新 太陽風の速度はまだ高速ですが(600km/秒)、ゆっくりと低下に向かっています。 担当 篠原 高速の太陽風領域は、後半に入っています。 750km/秒とかなり高速だった太陽風の速度は、 昨日のニュース以降ゆっくりと下がり続け、ちょうど600km/秒を割ったところです。 速度としては、依然高い値ですが、 この後もゆっくりと低下は続き、今日、明日で地球は高速風から抜け出すでしょう。 太陽風の磁場強度は、3nTに弱まっています。 このことも、高速風が終わりに向かっていることを示しています。 強度が下がったので、磁場の南向きもそれほど目立たなくなりました。 -2nTくらいの南向きが見られる程度です。 このため、磁気圏の活動も規模が弱まっています。 AE指数では、300〜500nTの小規模の活動が時々見られる程度で、 全体的な変化の様子は、だいぶ落ち着いています。 シベリア磁場データで3日間の変化を見ると、 昨日になって活動がすっかり弱まったことがよく分かります。 太陽風はこれから一旦静穏レベルに戻ります。 そして、8日頃から次の高速風がやって来るでしょう。 そのコロナホールは、太陽の東半球側に見えています。 放射線帯の高エネルギー電子が、かなり強まっています。 GOES10, 11の両衛星で50,000程度のレベルに上がっています。 この強まった状態は、次の太陽風の乱れまで続くでしょう。 しばらく注意が必要な期間が続きます。 太陽は無黒点です。 フレア活動は全く見られず、静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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