宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 3/ 1 11:45 更新 750km/秒のかなり速い高速太陽風になっています。オーロラ活動も活発に続いています。 担当 篠原 太陽風がどんどん高速になり、750km/秒とかなり高まっています。 27日周期の図を見てください。 緑色の速度の線が、一直線で一番上まで上がっています。 コロナホール起源の高速風としては、かなり速度が上がっています。 前周期は600km/秒前後だったことと比較すると、100km/秒以上高速になっている様です。 磁場強度も5nTレベルを保っています。 強さとしては普通ですが、南北成分が大きく南北に変動していることが重要です。 この変化と、高速風の影響で、オーロラ活動がとても活発に続いています。 AE指数では、500〜1000nTの中規模活動が一日中発生しています。 昨夜は、アラスカのライブカメラでも、 きれいなオーロラを長い時間楽しむことができました。 シベリア磁場データを見ると、 この3日間に渡って活発なオーロラ活動が続いていることがよく分かります。 しかも、3日間とも活動の規模はなかなかのものです。 27日周期の図で、水色の線で示している「沖縄短期変動」というデータに注目してください。 オーロラ活動が活発になると、このグラフの変化が激しくなります。 2月27-19日にかけて、30nTくらいの幅で変動が続いています。 見た目は地味なグラフですが、太陽風とオーロラ活動の関係を見る時に便利なデータです。 前周期からの予想では、高速風は明日くらいまでで、明後日からは下がって行きそうでした。 SOHO EIT195の写真でも、コロナホールは既に太陽の中心を過ぎ、 西半球側に移動しています。 しかし、ここまで高速風であることを考えると、前周期よりも少し長引くかもしれません。 せいぜい1〜2日のことですが、どのようになるか注目しています。 また、活発なオーロラ活動ももうしばらく続きそうです。 ライブカメラもぜひお楽しみください。今日も好天の様です。 やがて太陽風の磁場強度が弱まり、速度も600km/秒台へと落ちて行くでしょう。 それとともに、オーロラは規模が小さくなって行きます。 放射線帯の高エネルギー電子が、一気に増加し、警戒レベルの10,000に達しています。 衛星の運用などでは、注意が必要です。 たいへん高速の風が続いていることから、更に増加する可能性もあります。 太陽は983黒点群が消え、無黒点になっています。 とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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