宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/29 14:44 更新 太陽風の速度がもう一段上昇して、600km/秒台に上がっています。活発な磁気圏活動が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度が再び上昇を始め、 600km/秒を超えてかなり高速の風になっています。 昨夜遅く、28日22時(世界時28日13時)ころから変化は始まりました。 約10時間ほどかけて速度は600km/秒へ上がり、そのまま高い状態を保っています。 27日周期の図で前周期の変化と比べると、 初めに450km/秒程度へ上昇し、半日ほど遅れて次の上昇がやって来るという、 同じパターンを繰り返しています。 速度が上がるとともに、太陽風磁場の南北成分が南側に偏るようになりました。 大きな振幅ではありませんが、-5nT前後の南向きが続いています。 その結果、磁気圏に安定してエネルギーが流れ込み、 AE指数で500〜1000nTの中規模の変動が連続的に発生しています。 磁場の南寄りの傾向は現在も続いています。 磁気圏活動も活発に続きそうです。 現在、アラスカが夜を迎えており、 ライブカメラではきれいなオーロラが見えています。 ライブカメラでオーロラを見られるのももうしばらくですから、 どうぞお楽しみください。 高速風は、これから3日間程度続きそうです。 3月3日くらいに速度は下がって行くでしょう。 そして、その次の高速風をもたらすコロナホールが、 太陽の東側からゆっくりと中心へ向かっています。 STEREOの写真をご覧下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、まだ低いレベルのままです。 これから増加する可能性が高いので注目を続けてください。 太陽は静穏です。 983黒点群があるそうですが、規模は小さく、写真では見つけられません。 昨夜、無事に帰国しました。 しばらくの間更新が滞り、申し訳ありませんでした。 今日以降は、通常通りの更新ペースに戻ります。 また、後ほど出張中の写真など紹介したいと思います。 STEREO衛星極紫外線望遠鏡EUVI195による太陽コロナ。29日12時(世界時29日3時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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