宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/26 17:55 更新 太陽風の速度は通常レベルで、磁気圏も比較的穏やかです。983黒点群が見えています。 担当 篠原 再び、3日ぶりの更新となります。 現在は、インドネシア、スラウェシ島の南の端、パレパレという町にいます。 こちらは海辺の町で、日本の真夏くらいの暑さです。 新鮮な魚が豊富で、炭火で焼きたての魚やイカをお店で食べることができます。 設置に来ている観測所の裏手には水田が広がっています。 そこだけ見ると、日本にいる様な気がします。 さて、23日以降の宇宙天気ですが、 太陽風は400km/秒台をずっと保っていました。 今日になって、ぎりぎり400km/秒を割って、380km/秒に下がったところです。 27日周期の図によると、今日から明日くらいまではこのまま穏やかに過ぎそうです。 そして、明日の後半か、明後日から次の高速風がやって来そうです。 SOHOの写真が前回の写真で更新が止まり、Bakeoutの状態になっています。 今日は、STEREO Behindの写真を掲載します。 こちらは、地球よりも1日程度先の太陽を見ていると考えてください。 太陽の中心に、横向きにコロナホールが広がっています。 これが、明後日くらいからやってくる高速風の発生源です。 前周期は5日程度高速風が続きましたが、今回も同じ様な規模になりそうです。 この3日間の磁気圏活動は、比較的穏やかでした。 太陽風が400km/秒台を保っていたこともあり、 AE指数で300nTくらいの小規模の活動が度々起こっていた様です。 現在は速度が更に下がっているので、一段と静かになるでしょう。 太陽では、983黒点群が出現しています。 太陽の中心と西端の中間あたりに見えています。 983黒点群は、赤道付近ですが南半球側に出現しています。 磁場の順番を見ると、[白 黒]となっており、 前の周期の性質を持った黒点群です(白=N極、黒=S極)。 次の更新は、帰国後の28日の夜か、29日の朝になります。 以降は通常の更新ペースに戻りますので、もうしばらくお待ちください。 ACE衛星による1週間の太陽風データ。 (c) NOAA/SWPC STEREOによる太陽のコロナ。中心付近にコロナホールが見えている。2月26日16時半(世界時26日7時半) (c) NASA SOHOによる可視光の太陽。西側に983黒点群が見えている。2月26日14時半(世界時26日5時半) (c) ESA & NASA SOHOによる太陽の磁場分布。南半球側の983黒点群は、[白 黒]と、前の周期の順番。2月26日14時半(世界時26日5時半) (c) ESA & NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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