宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/28 16:30 更新 高速太陽風が始まりました。激しいオーロラ活動も起こっています。 担当 篠原 今回は台北の国際空港からです。 乗り継ぎの合間のため、時間がそれほどありません。今日は簡単に。 高速風の回帰が始まっています。 ACE衛星によると、今日、2月28日に入った頃(世界時では27日15時頃)から、 太陽風の磁場と速度がそれぞれ増加を始めました。 磁場は5nTから10nTに、速度は350km/秒から450km/秒に上がっています。 27日周期の図で前周期の変化を見ると、 速度の本格的な上昇は、まだこれからやって来ると思われます。 磁場強度が強まったままというのも、その可能性を示しています。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 磁場の南北成分を見ると、比較的大きく南北に変動しています。 そのため、南を向いた時に磁気圏のオーロラ活動を活発に起こしています。 AE指数では、1300nTに達する大きな活動が発生しています。 その後は、300nT前後の小規模活動が続いています。 今後、速度の上昇が見込まれるので、オーロラ活動も活発に続く可能性があります。 高速太陽風は、これから3〜4日程度続くと予想されます。 STEREOの太陽写真では、コロナホールが太陽の中心をやや通過した頃です。 STEREOの写真は、1日程度先を見ていますので、 この点でも、もう4日くらい続くというのは妥当な印象です。 また、この写真では、太陽の東端に次のコロナホールが顔を見せています。 こちらは、3月8日以降に予想される高速風の発生源です。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく数を減らしています。 今後増加に転じると思われますので、注意が必要です。 ACE衛星による1週間の太陽風データ。 (c) NOAA/SWPC STEREOによる太陽のコロナ。2月28日16時(世界時28日7時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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