宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/23 11:35 更新 太陽風の速度はゆっくりと低下に向かっています。やがて通常の太陽風に戻りそうです。 担当 篠原 インドネシアのスラウェシ島北端、トンネドーという町に滞在しています。 こちらは、日本の初夏を思わせる気候で、意外と涼しく快適です。 田植えを済ませたばかりの水田と、緑豊かな山が広がる、とても美しい場所です。 町の中のインターネット屋さんから更新しています。 子供たちがいっぱい来て、コンピューターで遊んでいます。 3日ぶりにデータを見ますので、今日は感覚が鈍っているかもしれません。 今日の1枚めの図は、1週間の太陽風データです。 前回の更新時は(2月20日)、600km/秒の高速太陽風が来ていました。 そのニュースの後から、速度は低下を始め、 翌21日9時(世界時21日0時)には500km/秒になりました。 しかし、速度の低下はそこで一旦止まり、 その後、2日間にわたって、500km/秒前後のやや高速の太陽風が続いています。 このあたりは、27日周期の図で前周期の1月25-26日に見られていた 速度の上昇の回帰が見えているのかもしれません。 現在は、460km/秒とやや落ち気味で、高速風も終わりを迎えそうです。 磁気圏の活動は、この3日間は21日に中規模の変動が見られ、 その前後は小規模の活動が発生していました。 シベリアの磁場データで3日間の変化を見ると、分かりやすいでしょう。 激しいものではありませんが、ある程度連続的にオーロラ活動が続いていた様です。 この後、太陽風の速度は下がって、穏やかな風となりそうです。 27日周期の図によると、4日間ほど静かな状態が続き、 2月27-28日くらいから次の乱れがやって来そうです。 SOHO EIT195では(左の写真が最新)、コロナホールの影が東側に少し見えています。 前周期と比較すると(右の写真)、コロナホールの濃さが減っているようにも見えます。 このあたりは写真の見え方にもよるので、判断が難しいところです。 本当に淡くなっているとすると、今回は高速風の影響は弱まるのかもしれません。 明日、明後日のSOHOの写真にも注目してください。 太陽の黒点は見られないままの様です。 X線のレベルもとても低く、太陽は穏やかです。 ACE衛星による1週間の太陽風データ。 (c) NOAA/SWPC SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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