宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/19 13:20 更新 再び、高速の太陽風がやって来ました(600km/秒)。オーロラも活発です。 担当 篠原 終わったと思ったところで、再び高速太陽風がやって来ました。 昨日の午後、18日15時(世界時18日6時)頃から速度は上昇を始め、 今朝、19日8時(世界時18日23時)には、600km/秒に達してしまいました。 発生源としては、太陽の北半球側に見えている淡いコロナホールでしょうか。 あるいは、南極付近に大きく広がっているコロナホールかもしれませんが、 こちらは出現している緯度が高く、地球へは影響が及びにくい位置です。 27日周期の図を見てください。 前周期には、このタイミングでは高速風は見られませんでした。 この1回転の間に、太陽の様子が変わったのでしょう。 太陽風の速度が上がったことと、磁場が南寄りに変化していたことが重なって、 オーロラもかなり活発化しています。 AE指数では、500nTから1000nTの中規模変動が、ずっと続いて見えます。 シベリア磁場データも、一気に変化が大きくなっています。 ただ、昨日のアラスカは曇りがちで、 残念ながら、ライブカメラではよく見えていませんでした。 太陽の北半球側のコロナホールの影響だとすると、 もう、3〜4日程度影響が残りそうです。 現在は、磁場強度も5nTを保っていますので、 今日、明日くらいまでは、オーロラも活発にみられるかもしれません。 太陽風は、前周期とは変わっていますから、 どのような展開になるか、注目したいところです。 放射線帯高エネルギー電子は、この擾乱の影響で、一気に数を減らしています。 しかし、この後増加に転じる可能性がありますので、明日以降、注意が必要です。 太陽は黒点は見られず、とても静かです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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