宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/17 11:52 更新 太陽風は速度が560km/秒に下がりました。高速風は終わりに向かっています。 担当 篠原 いよいよ高速太陽風が終わりに向かっています。 昨日のニュースの後、太陽風の速度は低下を始めました。 640km/秒から、半日ほどかけて560km/秒に下がり、 そこで一旦落ち着いています。 前周期の変化から考えると、 高速太陽風は今日、明日で終わるだろうと予想されます。 この後、再び速度は低下を始め、明日には400km/秒台になるのではないでしょうか。 速度が下がり始めるとともに、磁気圏のオーロラ活動も次第に弱まって行くでしょう。 昨日のAE指数は、600nTくらいの中規模変動がひとつと、 300nTくらいの小規模変動が3回ほど見られています。 既に、活動度が下がってきた印象です。 シベリア磁場データを見ると(この図の時間幅は3日間です)、 日毎に変化の大きさが弱まっているのが分かります。 今後は、更に活動度が低下し、明日以降は、穏やかになるだろうと思います。 その一方、SOHO EIT195を見ると、太陽の中心やや北寄りに、 それほどはっきりはしていませんが、 コロナホールと思われる薄暗い部分が広がっています。 この部分の影響が、3〜4日後くらいに地球へやって来るかもしれません。 前周期は、1月25日に、500km/秒程度の小さな速度の変化が見えています。 今周期も、同程度の変化がやって来るかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し上がって、再び警戒レベルに届いています。 減少のペースはゆっくりですので、この後も数日間にわたって高めの状態が続きます。 太陽は無黒点で、とても静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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