宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/15 --- ---
2/14 --- ---
2/13 --- ---

黒点  2/15 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:03 651 +1.3
-2 h 659 +0.5
-4 h 650 +0.2
-6 h 651 -2.2
-8 h 637 +1.2
-10 h 658 +1.7
-12 h 651 +2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -10 -7/ 8
-2 h -9 -14/ 9
-4 h -12 -10/ 19
-6 h -5 -21/ 7
-8 h -5 -17/ 5
-10 h -3 -20/ 11
-12 h -6 -19/ 18

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
2/15 0.6 1x10^4
2/14 0.4 2x10^4
2/13 0.7 2x10^4
2/12 0.4 8x10^3
2/11 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 2/10 12:20 高速太陽風がこれから始まりそうです。太陽に小さな黒点が見えています。
2008/ 2/11 13:27 700km/秒の高速太陽風になっています。激しいオーロラ活動が発生しています。
2008/ 2/12 10:11 700km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も活発に続いています。
2008/ 2/13 10:04 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発に発生しています。
2008/ 2/14 12:27 高速太陽風領域は、折り返しを迎えたころです。600km/秒台の高速風が続き、オーロラも活発に発生しています。
最新のニュース

2008/ 2/15 10:06 更新
650km/秒と高めの高速風が吹き続いています。オーロラ活動も続いています。

担当 篠原

快調に高速太陽風が続いています。
昨日のニュースから現在まで、650km/秒とかなり高い速度が安定して続いています。
磁場強度も5nTを保っており、まだ弱まる様子はありません。

磁気圏のオーロラ活動も活発に続いています。
昨日は1000nTくらいの中規模活動が2回発生しています。

ただ、これ以前と比べると、オーロラ活動の発生頻度が減った様に感じます。
それは、太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)が、
やや北寄り(プラス方向)の傾向になっているためでしょう。

それでも、太陽風の速度がとても高いですから、
ある程度南を向けば、比較的規模の大きなオーロラが発生しています。


高速太陽風は折り返しを過ぎ、後半に入っています。
27日周期の図では、2月18日くらいまでと予想されます。
今日を含めてあと3〜4日というところです。
SOHO EIT195でも、コロナホールは次第に太陽の西端(右端)に近づいています。

今後、オーロラの活動は次第に弱まって行きますから、
ライブカメラを楽しむのも今のうちです。
この高速風が過ぎた後は、10日くらい静かな日が続きます。


放射線帯の高エネルギー電子は、わずかですが減少の傾向が始まっています。
強度も、警戒ラインぎりぎりというところで、
今回の高速風では、それほど大きな増加にはなりませんでした。

太陽は無黒点で、とても静かです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。