宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:04)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/13 --- ---
2/12 --- ---
2/11 --- ---

黒点  2/13 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:49 618 +1.9
-2 h 619 +1.1
-4 h 622 +0.7
-6 h 628 -1.1
-8 h 638 -0.8
-10 h 627 +0.2
-12 h 644 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -11 -6/ 12
-2 h -11 -11/ 9
-4 h -13 -14/ 7
-6 h -16 -17/ 8
-8 h -16 -21/ 10
-10 h -17 -32/ 16
-12 h -12 -32/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
2/13 0.7 2x10^4
2/12 0.4 8x10^3
2/11 0.6 1x10^3
2/10 0.5 3x10^3
2/ 9 0.5 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 2/ 8 12:23 太陽風がやや乱れています。明日くらいから高速太陽風がやって来そうです。
2008/ 2/ 9 10:17 太陽風は速度380km/秒で穏やかです。これから高速太陽風がやってきます。
2008/ 2/10 12:20 高速太陽風がこれから始まりそうです。太陽に小さな黒点が見えています。
2008/ 2/11 13:27 700km/秒の高速太陽風になっています。激しいオーロラ活動が発生しています。
2008/ 2/12 10:11 700km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も活発に続いています。
最新のニュース

2008/ 2/13 10:04 更新
600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発に発生しています。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
速度は少し落ち着いて、700km/秒から600km/秒くらいに下がりました。
といっても、速度としてはまだかなり高く、元気のよい高速太陽風が続いています。

磁気圏のオーロラ活動も活発に続いています。
AE指数では、図のまん中あたりで500〜800nTの中規模活動が、
約8時間にわたって観測されています。

参考のためACEの図に戻ると、こちらの図のまん中あたりでは、
磁場の南北成分(赤線)が、南側(マイナス側)に偏っています。
この影響が地球のオーロラ活動として現れたのです。

シベリア磁場データを見ると、図の初めから最後まで活発な変動が続いています。
高速風が始まってこの3日間、オーロラ活動が続いていることがよく分かります。


27日周期の図を見てください。
長かった前周期の高速風の様子と見比べると、
ようやく高速風領域の中盤に入ったくらいです。

前周期のままだとすると、全体で8〜9日間にわたる高速風ですから、
まだまだ先は長く、活発なオーロラ活動も続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、もう一段上昇して、10,000の警戒レベルに達しています。
衛星の運用などで注意が必要な状態です。
高速風が続いていますので、今後の変化にも注目して下さい。

太陽のフレア活動は、とても穏やかです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。