宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/11 13:27 更新 700km/秒の高速太陽風になっています。激しいオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 昨日の夕方から、太陽風の速度が上昇を始め、 現在700km/秒のかなり速い高速風になっています。 ACE衛星の観測によると、速度の変化は10日17時(世界時10日8時)頃に始まりました。 2時間ほどで600km/秒近くまで上がり、 その後は半日ほどかけてゆっくりと700km/秒まで上がっています。 700km/秒に達したのは、今朝、11日8時(世界時10日23時)頃です。 高速風の始まりとともに、磁気圏のオーロラ活動がかなり激しくなりました。 AE指数を見ると、最大1500nTに達する大規模な変動が、2度にわたって起きています。 このうちの、最初の活動がアラスカのライブカメラで撮影されています。 今日の図の1枚めに、動画を掲載します。 少し長めに作ったので、ファイルサイズが大きくなっています。 昨夜の北極域では、とてもきれいなオーロラを楽しむことができたようです。 また、シベリア磁場データでは、AE指数の2つめの激しい変化がとらえられています。 グラフに見られる急峻な磁場の減少は、 観測点の上空でオーロラ電流の激しい増加が起こったことを示しています。 激しい磁気圏活動をもたらした高速太陽風ですが、 速度はこの後も高い状態が続くでしょう。 前周期の変化から予想すると、2月17日くらいまで、1週間は続きそうです。 SOHO EIT195では、コロナホールの後半部がちょうど太陽の中心に見えているところです。 まだまだ高速風が地球に向かって吹き出しています。 オーロラ活動も引き続き活発に見られるでしょう。 太陽風の磁場強度が10nTから5nTへと下がって来たため、 昨夜の様な、激しい変化は起こりにくくなりますが、 中規模の活動はこの後も続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、数を大きく減らしています。 この後、増加を始めますから、どこまで上がるか注意が必要です。 太陽は無黒点です。 こちらは、非常に静穏です。 アラスカのライブカメラによる、10日19〜23時(現地10日1〜5時、世界時10日10〜14時)のオーロラの様子。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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