宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/10 12:20 更新 高速太陽風がこれから始まりそうです。太陽に小さな黒点が見えています。 担当 篠原 太陽面にとても小さな黒点が現れています。 今日の1枚目の写真は、SOHOの可視光写真です。 どこに黒点があるか、探してみてください。 ヒントは、2枚めの太陽磁場の写真です。 太陽の東側(左側)半分ほどのところに、 小さな磁場の強まり(白黒がはっきり見えている部分)があります。 可視光写真(1枚め)をよく見ると、ちょうどこの位置にとても小さな黒点が見えているはずです。 この黒点群の磁場の極性は、[黒 白]の順となっています。 これは、現在終わりつつある第23活動周期の順番です。 1月の初めに、次の第24期の黒点が現れましたが、 それ以来、続く黒点はまだ出現していません。 太陽風は、ようやく速度上昇の気配を見せ始めました。 磁場強度(ACEの白線)が、5nTから10nTに強まり、 密度(橙色線)も20個/cm^3に増えています。 速度はまだ400km/秒付近に留まっていますが、やがて上昇を始めるでしょう。 昨日のうちに変化が始まるかと思っていたのですが、 今日にずれこんでしまいました。 前周期は、最高700km/秒まで上がった高速風帯ですので、今後の変化に注目して下さい。 現在の磁気圏は、概ね静穏です。 AE指数で500nTの活動が起きていますが、これは太陽風磁場が南向きに強まった影響です。 現在、磁場強度が強まって来ましたので、 南北成分が南寄りに強まりやすく、オーロラ活動が活発化する可能性が高まっています。 ACEの最新のデータを見ると、ちょうど-5nTの南寄りに変わっています。 これが続く様だと、オーロラ観望のチャンスとなるでしょう。 いずれにせよ、高速風の開始で、これから数日間オーロラ活動が活発になるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、変化はありません。 高速風の到来後に注意してください。 太陽のフレア活動は非常に静穏です。 SOHOによる太陽の可視光写真。とても小さな黒点が見えています。10日11時半(世界時10日2時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。黒点のある場所に磁場の強まりが見えます。10日11時半(世界時10日2時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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