宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 9 10:17 更新 太陽風は速度380km/秒で穏やかです。これから高速太陽風がやってきます。 担当 篠原 もうすぐ、高速の太陽風が地球にやって来ます。 その発生源であるコロナホールが、太陽の中心に大きく広がっています。 今日はちょっと気分を変えて、ひとつ大きなサイズのEIT195写真を掲載しましょう。 こちらのサイズにすると、コロナホールの迫力が一段と増します。 赤道から南側に寄って、緩いカーブを描きながらコロナホールが広がっています。 今、ここから地球に向かって、速度の高い太陽風が噴き出しているのです。 コロナホールの先頭(右端)が、太陽の中心線と西の端の中間くらいに達しています。 この辺りが、高速風の開始を知る目安の位置です。 高速風の先頭が、そろそろ地球へ達する頃です。 このコロナホールは東西に長く伸びているので、 地球に高速風がやってくる期間も長くなります。 前周期は9日間にわたって500km/秒を超える風が続きました。 今周期も元気よく風がやってきそうです。 SOHOの写真では、南極(下の端)にも大きなコロナホールが見えています。 ここからも高速の太陽風が噴き出していますが、 噴き出す方向が地球から大きくずれていますので、私たちに影響はありません。 現在の太陽風は、速度380km/秒、磁場強度5nTと通常の状態です。 まだ、高速風到来の気配は見えていません。 この後、密度(ACEの橙色線)の増加、磁場強度(白線)の増加などが見られるはずです。 それに続いて、速度(黄色線)の上昇が始まります。 高速風の前半は、オーロラが強まる可能性が大きいのも特徴です。 この連休は、ライブカメラにも目を向けてください。 現在の磁気圏はとても穏やかです。 放射線帯は、現在は1,000のレベルです。 高速風の到来後は、変化に注意してください。 太陽は黒点は見られず、とても穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。中央部にコロナホールが複雑に広がっています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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