宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 8 12:23 更新 太陽風がやや乱れています。明日くらいから高速太陽風がやって来そうです。 担当 篠原 太陽風がやや乱れています。 磁場強度が一時的に10nT近くまで上がり、速度も440km/秒へ上がりました。 磁場強度は既に2nTまで弱まっていますが、速度はまだ上がったままです。 次の高速風の到来にはまだ早そうですし、 磁場強度がもう弱まっていることから、一時的な乱れではないかと思います。 27日周期の図を見ると、この頃にセクターの境界がやって来ています。 この構造の変化と関連した乱れだったのかもしれません。 この太陽風の変化で、AE指数で600nTの中規模の変化が1回だけ起こっています。 その前後は全く静穏です。 太陽風は、特にこれ以上乱れが大きくなることはなく、 このまま明日くらいに高速風の本番を迎えることになるのではないでしょうか。 SOHO EIT195の太陽写真では、コロナホールが次第に西半球へ移動しています。 この暗い影が太陽の西側のまん中あたりに達すると、高速風が地球へやってきます。 これは、あくまでも目安の位置で、 地球へやって来る高速風自体は、コロナホールが太陽の中心にあるときに、 地球へ向かって吹き出していたものです 高速風の始まりでは、磁場強度が先に強まります。 その時に、磁場の南向きが強まると、活発なオーロラ活動を作ります。 明日以降は、ライブカメラにも注目してみて下さい。 たいした規模ではありませんでしたが、一昨日、昨日と磁気圏の活動が見られました。 その影響で、放射線帯の高エネルギー電子はどんどん数を減らしています。 次の高速風が来ると、再び増加を始めますので、 明後日くらいから、また注意が必要になるでしょう。 太陽は黒点はなく、とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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