宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 6 11:19 更新 太陽風の速度は下がりました(400km/秒)。放射線帯は強まったままです。 担当 篠原 太陽風の速度は下がり続けています。 現在、400km/秒に下がり、高速風は終わりました。 27日周期の図を見ると、終わりが1日半ほど早まった様です。 太陽風の磁場強度も、3-4nTとやや弱まった値で安定しています。 一時的に南向きに偏った時間帯があり、 そこで、小規模の磁気圏活動が発生しています。 しかし、速度が下がっているため、全体的には磁気圏は穏やかになっています。 今後の変化ですが、明後日くらいまで、このまま静かに過ぎて行くと思われます。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見てください。 左の写真が最新の画像です。 東半球(左側)にコロナホールが複雑な形で分布しているのが見えます。 右の写真は、太陽がちょうど一回転する27日前の画像です。 こちらの写真でも、コロナホールは似た様な位置に見ることができます。 しかし、2枚の写真を比べると、 現在のコロナホールはより複雑になったというか、 細かい筋があちこちに伸びた姿に変わっています。 全体的な配置は変わっていませんので、 今後の太陽風の変化は、大まかには前周期の変化をたどることになるでしょう。 2月9日に入ったくらいから速度の上昇が始まります。 今度の高速風は継続期間が長く、9日間にわたって乱れた状態が続くと予想されます。 オーロラ活動も期待十分です。 EIT195の写真をよく見ると、コロナホールの先端(右端)が、 赤道を通り越して、北へ向かって伸びています。 この影響で、高速風の立ち上がり方に変化が見られるかもしれません。 しばらく楽しみに待ちましょう。 放射線帯高エネルギー電子は、警戒レベルの10,000を超えて安定しています。 次の乱れがやってくるまで、この高い状態は続くでしょう。 衛星の運用などでは、注意が必要です。 太陽では、982黒点群がとうとう消えてしまいました。 無黒点に戻っています。 新しい活動周期の黒点が現れて1ヶ月が経ちましたが、 なかなか後に続く黒点が現れません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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