宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 7 11:58 更新 太陽風の速度は下がっていますが(380km/秒)、安定した南向き磁場のため、磁気圏がやや活動的になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から380km/秒にやや下がり、低速風になりつつあります。 磁場強度は、4nTと普通の強さなのですが、 昨夜から半日にわたって、南北成分がいっぱいに南向きになっています。 このため、磁気圏がやや活動的になっています。 南向きの振幅は-4nTと、そこそこ活発なオーロラ活動を起こしそうな強さですが、 速度が下がっているので、あまり大きなエネルギーが磁気圏に流れ込んでいません。 AE指数を見ると300nTくらいの、 比較的小規模の磁気圏活動が起こっている程度です。 この後も、太陽風磁場が南寄りの傾向をとっている間は、 現在の様なやや活動的な状態が続きます。 夕方まで間に合えば、アラスカのライブカメラでオーロラが楽しめるかもしれません。 南向きが終わってしまえば、磁気圏もそこで静かになります。 基本的には、太陽風も磁気圏も、明日までは穏やかに過ぎて行くでしょう。 SOHO EIT195の太陽写真を見てください。 太陽のまん中から東(左)に向かって、濃いコロナホールが伸びています。 ここからの高速風が、明後日、9日くらいからやって来るでしょう。 それとともに、オーロラも活発化します。 磁気圏活動が強まったので、放射線帯の高エネルギー電子が数を減らしています。 一旦、警戒レベルを割ったようです。 ある程度盛り返すと思われますが、警戒レベルまで上がることはないでしょう。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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