宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 5 10:10 更新 太陽風の速度が下がり始めました。高速風は早く終わってしまいそうです。 担当 篠原 今日1枚めの写真は、アラスカのライブカメラで 一昨日の夜に撮影されたオーロラの様子です。 突然全天が明るくなり、そのまま激しい光の踊りが空を飾っています。 この活動的なオーロラをもたらした高速太陽風ですが、 前回よりも早く終わってしまいそうです。 昨日の午後から速度の低下が始まり、既に460km/秒近くまで下がっています。 前周期と比較すると、速度の下がり方がずっと急になっています。 このまま下がってしまうのか、しばらく持ち直すのか、 もう少し注目したいところですが、 このままであれば、高速風帯は2日近く早く終わってしまうことになります。 速度が下がって来たことで、磁気圏の活動も規模が小さくなっています。 磁場が南寄りだったので、活動そのものは続いているようですが、 AE指数で500nT規模の変化がひとつと、 その他は200nTくらいの小さな変化が続くだけです。 シベリアの磁場データを見ると、昨日の活動の弱まり具合がよく分かります。 高速風が弱まって行く傾向にあることは確かでしょうから、 このまま一旦静穏状態に移り、次の高速風の到来を待つことになります。 次のコロナホールは、太陽の東側から次第に中心部へ近づいています(SOHO EIT195)。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きな増加は止まりましたが、 GOESの両衛星で、10,000のレベルを保っています。 次の乱れがやって来るまで、4日間程度警戒状態が続くでしょう。 太陽は静穏です。 982黒点群は、ほとんど見えません。 アラスカライブカメラによる、3日20時(現地3日2時、世界時3日11時)のオーロラの様子。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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