宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 4 10:41 更新 安定した高速太陽風が続いています。放射線帯が強まっています。 担当 篠原 600km/秒の高速の太陽風が続いています。 27日周期の図を見てください。 この2日半、ほぼ安定した高速風が続いています。 磁場強度は5nT。 南北成分は数時間の間隔で南北に大きく振れています。 このため、オーロラの活動も活発に続いています。 AE指数では、500nTを超える中規模の活動が断続的に記録されています。 シベリアの磁場データを見ると、 3日間にわたって活発な状態が続いていることがよく分かります。 この図では、ある特定の時間帯にだけ変動が起こっている様に見えます。 それは、観測点が夜側にある時に、より強くオーロラ活動の影響を受けるためです。 これに対して、AE指数は、北極域に散らばった多数の観測点のデータを使うことで、 地方時依存性が少なくするように工夫をしています。 今回の高速太陽風は、これから後半に入ります。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールは太陽の西側(右側)へ移動しています。 明日くらいから、ゆっくりと速度が下がり始めそうです。 一方、太陽の東側(左側)には、次のコロナホールの影が見えて来ています。 こちらの影響は、2月9日くらいからになるでしょう。 昨夜は、アラスカのライブカメラで、きれいなオーロラの姿を見ることができました。 今夜くらいまでは、活発なオーロラを見ることができるのではないかと思います。 明日からは一旦下火になり、続いて、9日以降の高速風で再び盛り返すことになるでしょう。 カメラを見ていて楽しい時期が続きます。 高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が一段と増加しています。 GOES 11, 12の両衛星で10,000の警戒レベルに達しました。 衛星の運用で障害が発生しやすい状態になっています。 太陽の982黒点群は、だいぶ小さくなっています。 掲載の写真ではほとんど見えていません。 フレア活動もなく、太陽はとても穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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