宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 2 09:32 更新 高速太陽風は、600km/秒台になりました。オーロラ活動も活発に発生しています。 担当 篠原 速度600km/秒台の本格的な高速太陽風がやって来ました。 昨日のニュースの後も、太陽風の速度はゆっくりと上昇を続け、 1日22時(世界時1日13時)に600km/秒に達しました。 コロナホール起源の高速風としては、かなり高まっている数値です。 その後、現在まで半日の間、600km/秒台の高速状態が安定して続いています。 磁場強度は10nTからゆっくりと下がる傾向を示し、現在は5nTと普通の強さに戻っています。 高速風としては、最高速度の領域に達したのでしょう。 大きな速度上昇とともに、オーロラの活動も活発化しています。 シベリア磁場データでは、昨日のところで一気に変化の幅が大きくなっています。 AE指数で詳しく見ると、 速度が上がりきった後半に、1000nTに達する大きな変化が発生しています。 この時間帯は、ACEのデータを見ると速度が高いだけでなく、 磁場が南向きになって、-5nTの状態が数時間続いています。 これが、激しいオーロラを起こすスイッチとなったのでしょう。 高速太陽風はまだ始まったばかりです。 27日周期の図による予想では、2月6日くらいまで高速状態が続きそうです。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは太陽の中心部を通り過ぎようとしているところです。 今、高速風の最後の部分が地球へ向かって飛び出しています。 その風が地球へ達するのは3日後くらいですから、 6日に高速風が終わるというのは、妥当な見積りの様です。 この3日間くらいは、活発なオーロラ活動が期待できます。 ライブカメラにも注目してください。 放射線帯高エネルギー電子は、更に強度が落ちています。 明日くらいから増加を始めると思いますので、注意して下さい。 太陽は静穏です。 982黒点群は小さいままです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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