宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 2/ 1 11:12 更新 太陽風の乱れがやって来ました(450km/秒)。速度は更に上昇するでしょう。オーロラ活動も活発化しています。 担当 篠原 いよいよ高速の太陽風が始まりました。 昨夜、31日18時(世界時31日9時)に、密度(ACEの橙色線)が10個/cm^3に増加し、 続いて、磁場強度(白線)が強まり始めました。 31日23時(世界時31日14時)以降は、10nTに強まった状態が続いています。 磁場強度と同じくらいのタイミングで、速度(黄色線)も変化を始めました。 それまでの350km/秒から450km/秒に上昇して、そのまま安定しています。 高速風領域としては、まだ立ち上がったばかりで、 本格的な風はこれからやってくると思われます。 27日周期の図で、前周期(1月5日以降)の太陽風の変化を参考にしてください。 SOHO EIT195の太陽写真では、中心部にコロナホールが大きく広がっています。 今、地球へ向かって、勢いよく太陽風を吹き出しているところです。 磁場強度(白線)が強まっているため、 南向き磁場(赤線のマイナス成分)も大きく振れるようになり、 磁気圏活動が活発に始まっています。 AE指数では、500nTを超える中規模の変化が連続して起きています。 まだ、速度がそれほど高くないので、この程度で収まっているのでしょう。 この後速度が高まると、活動が更に活発化する可能性があります。 高速風は、2月6日くらいまで続くと予想されます。 ライブカメラでオーロラを見るなら、高速風の前半が有利です。 この週末はチャンスです。 放射線帯の高エネルギー電子は、一旦大きく下げています。 明日以降、高速風の影響で増加に転じると予想されるので、 今後の変化に注意してください。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 982黒点群は見えていますが、規模は小さく、穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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