宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:45)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/30 --- ---
1/29 --- ---
1/28 --- ---

黒点  1/30 (NOAA)
磁場 フレア
0982 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:40 401 -1.0
-2 h 391 +0.2
-4 h 403 +0.5
-6 h 403 +1.1
-8 h 405 +1.0
-10 h 401 +0.7
-12 h 414 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -7 -9/ 4
-2 h -8 -8/ 2
-4 h -8 -10/ 1
-6 h -9 -10/ 2
-8 h -10 -11/ 4
-10 h -10 -10/ 5
-12 h -10 -12/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
1/30 0.5 1x10^3
1/29 0.6 2x10^3
1/28 0.6 2x10^3
1/27 0.6 2x10^3
1/26 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/25 10:05 穏やかな太陽風ですが、南向き磁場の影響で、小規模の磁気圏活動が起こっています。
2008/ 1/26 11:24 太陽風の速度が550km/秒まで上昇し、小規模の高速風がやって来ました。
2008/ 1/27 12:57 太陽風は、通常の状態に戻りつつあります。磁気圏も穏やかです。
2008/ 1/28 10:28 太陽風は400km/秒で、穏やかです。小さな磁気圏活動が見られています。
2008/ 1/29 10:25 太陽風、磁気圏は静穏です。コロナホールが太陽の中心を通過しています。
最新のニュース

2008/ 1/30 09:45 更新
穏やかな太陽風が続いています。小さな黒点が出現しました。

担当 篠原

太陽に久しぶりに黒点が出現しています。
前周期に980黒点群があったところで、昨日は磁場の強まりと白斑だけが見えていたのですが、
SOHOの最新の写真では、小さな黒点が姿を現しています。

982黒点群という番号が付いています。
規模は小さく、太陽は穏やかなままでしょう。


速度400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。
プラズマ密度の増加が見られていましたが、特にどうという変化もなく、
穏やかな状態が続いています。
このまま、次の高速風へつながって行きそうです。

SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の中心を東西に大きく横切っています。
高速風の到来が、近づいています。


磁気圏も穏やかです。
小さなオーロラ活動がAE指数で記録されていますが、全体的には静穏です。

ただ、昨日、アラスカのライブカメラを見ていて、
突発的にとても明るいオーロラの輝きを見ることができました。
全体像を示すAE指数では小さな活動でも、
見る場所が一致すれば、とてもきれいな光を見ることができます。

明日か、明後日以降、活発なオーロラが期待できます。
シーズンも後半ですし、空いた時間にライブカメラをながめてみてはいかがでしょうか。





SOHO MDIカメラによる、30日7時半(世界時29日22時半)の太陽。東の端近くに、小さな黒点が見えています。
(c) ESA & NASA


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。