宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:28)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/28 --- ---
1/27 --- ---
1/26 --- ---

黒点  1/28 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:48 393 -1.1
-2 h 408 -1.8
-4 h 416 -1.8
-6 h 417 -1.0
-8 h 414 -1.5
-10 h 410 -0.3
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -15 15/ 24
-2 h -17 -2/ 10
-4 h -15 6/ 9
-6 h -15 -3/ 3
-8 h -13 -2/ 11
-10 h -14 -7/ 5
-12 h -15 -1/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
1/28 0.6 2x10^3
1/27 0.6 2x10^3
1/26 0.6 3x10^3
1/25 0.5 6x10^3
1/24 0.7 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/23 10:02 太陽風は普通の速度に戻りました。磁気圏はとても穏やかです。
2008/ 1/24 10:16 穏やかな太陽風、磁気圏です。小規模のCMEが起こっています。
2008/ 1/25 10:05 穏やかな太陽風ですが、南向き磁場の影響で、小規模の磁気圏活動が起こっています。
2008/ 1/26 11:24 太陽風の速度が550km/秒まで上昇し、小規模の高速風がやって来ました。
2008/ 1/27 12:57 太陽風は、通常の状態に戻りつつあります。磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2008/ 1/28 10:28 更新
太陽風は400km/秒で、穏やかです。小さな磁気圏活動が見られています。

担当 篠原

太陽風の速度は400km/秒前後に下がり、穏やかな風になっています。
磁場強度も5nTと、普通のレベルです。

磁場の南北成分が弱い南寄りになっていて、
弱いオーロラ活動を連続的に起こしている様です。
AE指数で、100〜200nTくらいの小さな変化が半日ほど続いています。

磁場南寄りの傾向が続く間、現在の様な小規模活動が見られるでしょう。
太陽風は普通の状態にあるので、磁気圏は基本的には穏やかな状態を保つでしょう。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールが太陽の中心線に達しつつあります。
赤道に沿って、東端(左端)から中心付近まで淡い影が見えています。
コロナホールとしては、淡いほうだと思いますが、
27日前のEIT195の写真(ちょうどお正月です)と比較すると、
これでも前回より濃くなっています。

コロナホールが太陽の中心に達すると、3日後くらいから太陽風の速度が上昇します。
今日から3日後だと考えると、1月31日になります。
一方、27日周期の図で前回の高速風の回帰を予想すると、2月1日です。
どちらに近い結果となるでしょうか。

回帰が1日程度前後することは普通にありますし、
コロナホールの見え方が変化していることもあるので、
31日以降の変化に注目してください。


太陽は無黒点のままです。
黒点写真に980黒点群の数字が出ていますが、これは前周期の情報が残っているためです。
980黒点群がまだ残っていれば、この辺りに見えるはずです。
SOHOの現在の写真では、黒点は見えていません。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

1/28 00:48 UT

1/ 1 00:48 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。