宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 1/26 11:24 更新 太陽風の速度が550km/秒まで上昇し、小規模の高速風がやって来ました。 担当 篠原 昨日のニュースの直後から、太陽風の速度が上昇し、 550km/秒の高速風に変わりました。 半日ほど速度が高まった後、ゆっくりと下がり始め、 現在はちょうど500km/秒を割ったところです。 27日周期の図で見ると、前周期、12月27-28日に見えていた小規模の乱れが、 1日ほど遅れてやって来たと思われます。 この様な太陽風の乱れは、セクターの切り替わりと共に始まることがよく見られます。 前周期の12月27日の変化も、セクターの切り替わりに続いています(27日周期の図)。 今回は、セクターの切り替わりが1月23日に見られたのですが、 その後に乱れが来ないので、消えたのだろうかと注目していたのです。 今周期の乱れは、セクターのタイミングから少し離れてしまった様です。 速度が上昇するとともに、磁場強度も一時10nTまで強まっていました。 磁場も南向きに頻繁に振れたので、オーロラ活動がやや活発化しました。 AE指数で、500nTくらいの中規模の変化が数回発生しています。 シベリア磁場データにも、オーロラ活動に伴う変化が見えています。 太陽風の乱れは小規模なもので、 これから次第に速度が下がり、穏やかな風に戻って行くでしょう。 明日には、400km/秒近くにまで下がっているのではないでしょうか。 SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、 太陽の東側(左側)にコロナホールの淡い影が見えています。 勢力が弱いからか、まだ斜めから見ているためか分かりませんが、 今の様子では、コロナホールはあまり濃くないようです。 2〜3日で太陽の中心に達し、その3日後くらいから高速風が地球にやって来ると見ると、 27日周期で予想される2月1日の高速風の到来と一致します。 それまでは、概ね穏やかな状態が続くと思われます。 明日以降、コロナホールの様子がよりはっきりと見えて来るでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、どんどん減少しています。 昨日の磁気圏活動が影響している様です。 太陽は無黒点のままで、とても穏やかです。 STEREO衛星では、980黒点群の回帰にあたる場所が明るく見え始めています。 SOHO衛星でも、2〜3日後に見えて来るでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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