宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:16)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/24 --- ---
1/23 --- ---
1/22 --- ---

黒点  1/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:08 426 -0.9
-2 h 434 +0.2
-4 h 431 -0.1
-6 h 425 +0.4
-8 h 420 +0.2
-10 h 423 +0.1
-12 h 417 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -8 12/ 16
-2 h -6 -4/ 5
-4 h -6 -9/ 7
-6 h -6 -10/ 6
-8 h -6 -6/ 7
-10 h -5 -9/ 5
-12 h -5 -4/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
1/24 0.7 8x10^3
1/23 0.7 8x10^3
1/22 0.6 9x10^3
1/21 0.6 9x10^3
1/20 0.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/19 12:06 太陽風は、600km/秒台の高い速度を保っています。オーロラも活発です。
2008/ 1/20 12:20 600km/秒台の高速太陽風が続いています。前周期よりも、高速風領域が広がっています。
2008/ 1/21 12:52 太陽風の速度は600km/秒台を割り、長かった高速風は終わりに近づいています。
2008/ 1/22 10:17 地球は高速風領域を抜け出しつつあります(500km/秒)。これから静かな期間が10日くらい続きます。
2008/ 1/23 10:02 太陽風は普通の速度に戻りました。磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2008/ 1/24 10:16 更新
穏やかな太陽風、磁気圏です。小規模のCMEが起こっています。

担当 篠原

太陽でゆっくりとしたCME(太陽ガスの放出現象)が見られています。
SOHO LASCO C3の動画を掲載します。
太陽の南側(下)に向かって、白いガスが吹き出しています。
太陽の反対側で発生した現象だろうと見られています。
地球への影響はありません。


高速風領域を抜け出して、太陽風は落ち着いています。
速度は430km/秒、磁場強度は4nTと、どちらも普通の状態です。

この期間は、前周期に小さな乱れが見られたのですが、
今のところ、それに対応する変化は見られません。

磁気圏も静かな状態で、
シベリア磁場データに小さな変動がいくらか見えている程度です。

今日、明日と、現在の様な状態が続き、
その後、太陽風は400km/秒を割って、低速風へ移行するのではないかと予想されます。
月末まで、静かな宇宙天気が続きます。


放射線帯の高エネルギー電子は、目立った変化は見られません。
まだやや高めのレベルにありますが、ゆっくりと減少する方向です。

太陽には黒点は見られず、全く静穏です。
東側から黒点が上がって来る気配も見られません。





SOHO LASCO C3カメラによる、1月23日のCME。南に向かってゆっくり飛び出しています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。