宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 1/21 12:52 更新 太陽風の速度は600km/秒台を割り、長かった高速風は終わりに近づいています。 担当 篠原 高速の太陽風が、ずいぶんとがんばっています。 今朝まで、600km/秒台のかなり高い速度を続けていました。 27日周期の図を見ると、前周期よりも2日も長く600km/秒台が続きました。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールは南半球の高緯度側へ遠ざかっていますが、 遠ざかりながらも、地球への影響を保ち続けていたのかもしれません。 そして、ACEの最新の変化を見ると、そろそろ高速風の終わりが近づいている様です。 速度が560km/秒まで下がっています。 この後もゆっくりと下がり続け、明日には高速風を抜け出すのではないでしょうか。 昨日のオーロラ活動はだいぶ静かになっています。 AE指数では、200〜300nTくらいの小さな変化が断続的に発生している程度です。 シベリアの変化も、一気に小さくなりました。 速度は高かったものの、磁場の南向きが小さくなってしまったためでしょう。 速度は低下の傾向にありますので、今後のオーロラ活動は一段と静かになって行くでしょう。 27日周期の予想では、これから2週間近く静穏な日が続くと思われます。 放射線帯の高エネルギー電子は、10,000を下回っていますが、やや高めの状態です。 今後はゆっくりと下がって行きます。 太陽は無黒点で、とても静穏です。 STEREOで少し先を見通しても、黒点はしばらく現れそうにありません。 新しい活動周期が始まったと言っても、黒点の数が増えるのはもう少し先のことです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|