宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:52)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/21 --- ---
1/20 --- ---
1/19 --- ---

黒点  1/21 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 569 -0.2
-2 h 587 +0.4
-4 h 581 -0.2
-6 h 600 +2.3
-8 h 593 -1.7
-10 h 606 -0.1
-12 h 628 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -10 9/ 10
-2 h -11 -/ 14
-4 h -10 -15/ 7
-6 h -13 -10/ 7
-8 h -10 -14/ 3
-10 h -8 -14/ 6
-12 h -9 -14/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
1/21 0.6 9x10^3
1/20 0.6 1x10^4
1/19 0.5 9x10^3
1/18 0.5 1x10^4
1/17 0.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/16 10:19 高速の太陽風が続いています(650km/秒)。オーロラ活動も続いています。
2008/ 1/17 10:06 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラの活動は次第に弱まっています。
2008/ 1/18 09:20 速度の高い太陽風が続いています(620km/秒)。しかし、高速風帯もそろそろ終盤です。
2008/ 1/19 12:06 太陽風は、600km/秒台の高い速度を保っています。オーロラも活発です。
2008/ 1/20 12:20 600km/秒台の高速太陽風が続いています。前周期よりも、高速風領域が広がっています。
最新のニュース

2008/ 1/21 12:52 更新
太陽風の速度は600km/秒台を割り、長かった高速風は終わりに近づいています。

担当 篠原

高速の太陽風が、ずいぶんとがんばっています。
今朝まで、600km/秒台のかなり高い速度を続けていました。

27日周期の図を見ると、前周期よりも2日も長く600km/秒台が続きました。
SOHO EIT195を見ると、コロナホールは南半球の高緯度側へ遠ざかっていますが、
遠ざかりながらも、地球への影響を保ち続けていたのかもしれません。

そして、ACEの最新の変化を見ると、そろそろ高速風の終わりが近づいている様です。
速度が560km/秒まで下がっています。
この後もゆっくりと下がり続け、明日には高速風を抜け出すのではないでしょうか。


昨日のオーロラ活動はだいぶ静かになっています。
AE指数では、200〜300nTくらいの小さな変化が断続的に発生している程度です。
シベリアの変化も、一気に小さくなりました。
速度は高かったものの、磁場の南向きが小さくなってしまったためでしょう。

速度は低下の傾向にありますので、今後のオーロラ活動は一段と静かになって行くでしょう。
27日周期の予想では、これから2週間近く静穏な日が続くと思われます。


放射線帯の高エネルギー電子は、10,000を下回っていますが、やや高めの状態です。
今後はゆっくりと下がって行きます。

太陽は無黒点で、とても静穏です。
STEREOで少し先を見通しても、黒点はしばらく現れそうにありません。
新しい活動周期が始まったと言っても、黒点の数が増えるのはもう少し先のことです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。