宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/16 --- ---
1/15 --- ---
1/14 --- ---

黒点  1/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 641 -1.1
-2 h 670 -1.4
-4 h 674 -1.0
-6 h 666 +1.5
-8 h 665 +0.2
-10 h 647 +2.1
-12 h 651 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -14 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
1/16 0.5 6x10^3
1/15 0.7 4x10^3
1/14 0.7 8x10^2
1/13 0.5 1x10^4
1/12 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/11 10:18 太陽風は通常の状態に戻り、磁気圏も穏やかです。大きなコロナホールが見えています。
2008/ 1/12 13:55 太陽風は通常の状態で安定しています。明日くらいから高速風が始まります。
2008/ 1/13 10:33 早くも太陽風の速度が上昇し、高速風となりました。活発なオーロラも発生しています。
2008/ 1/14 11:06 550km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的です。
2008/ 1/15 10:03 太陽風の速度は700km/秒に達し、激しいオーロラも見られています。
最新のニュース

2008/ 1/16 10:19 更新
高速の太陽風が続いています(650km/秒)。オーロラ活動も続いています。

担当 篠原

太陽の新しい活動周期の始まりを告げる小さな黒点が、1月4日に出現しました。
その時のSOHOの写真をまとめましたので、ご覧下さい。
Happy New Solar Cycle !!


高い速度の太陽風が続いています。
昨日の700km/秒からは少し下がりましたが、650km/秒とかなり高い速度を維持しています。

磁場強度も5nTのレベルを保っています。
強くはありませんが、高速風の後半に見られる強度の弱まりは始まっておらず、
高速太陽風がまだまだ続くことを感じさせます。

AE指数では、500nT弱くらいの活動が断続的に発生しています。
オーロラは活発に続いていますが、少しずつ規模が小さくなっている印象です。
太陽風の速度は高いのですが、磁場の南向きが少しずつ小幅になってきているためでしょう。


高速太陽風は、もう4日ほど続くと予想されます。
SOHO EIT195では、コロナホールの最後の部分が太陽の中心を通り過ぎているところです。
この辺りは、コロナホールが低緯度側にせり出し、濃くも見えているところなので、
高速太陽風がもう一度勢いを強めるかもしれません。

27日周期の図で予想すると、19日か20日頃に太陽風は通常の状態に戻りそうです。
その後は、穏やかな太陽風がしばらく続きます。
前周期と同様の場合、今月いっぱいは静穏のままになるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、増加のペースが弱まりました。
この勢いだと、10,000の線には達するかどうかというところでしょう。
今後、激しく増加するということはないと思います。

太陽は無黒点で、全く静穏です。
SOHO EIT195では、明るい領域は全く見られず、
東から黒点が上って来るような気配もありません。





SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。