宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 1/17 10:06 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラの活動は次第に弱まっています。 担当 篠原 1月4日に現れた新しい太陽周期の黒点について、SOHOの写真をまとめました。 どうぞご覧下さい。 Happy New Solar Cycle !! 昨日のニュース以降も、太陽風の速度は600〜700km/秒を保っていました。 コロナホール起源の高速風としては、高い速度が続いています。 昨日、一旦600km/秒近くにまで下がりましたが、 盛り返して700km/秒近くまで上がるなど、なかなかがんばっています。 今朝に入って再び下がり、現在は、600km/秒近くに落ちています。 27日周期の図を参考にすると、明後日くらいまでは高めの速度が続きそうで、 まだまだ簡単には低下しないのではないかと思われます。 今日の太陽風の変化にも注目したいところです。 磁気圏のオーロラ活動は、だんだん規模が小さくなっています。 AE指数のグラフでは、500nTの活動が一度だけになり、 その他は300nTくらいの小規模変動ばかりです。 それでも、連続的に発生していますから、 北極のオーロラは、なかなかにぎやかだったのではないでしょうか。 高速太陽風はもうしばらく続くと思いますが、 終盤に近づくにつれて、磁場強度が弱まって行きます。 すると、磁場の南向き成分も弱まるので、磁気圏の活動は一段と小さくなります。 オーロラ観望としては、これから日を追うごとに期待度が下がります。 そして、20日くらいに太陽風は通常の状態にもどり、 2週間にわたる、長い静穏な期間が始まります。 放射線帯の高エネルギー電子は、ちょうど10,000に達したところです。 警戒レベルには達しましたが、この後、大きく増加することはないでしょう。 太陽は無黒点で、静穏です。 新しい周期は始まりましたが、黒点が増えるのはまだ先のことの様です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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