宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 1/13 10:33 更新 早くも太陽風の速度が上昇し、高速風となりました。活発なオーロラも発生しています。 担当 篠原 昨夜のうちに、高速の太陽風がやって来ました。 今回は前周期より遅れるかもしれないと書きましたが、逆に、半日ほど早まりました。 太陽風に変化が現れたのは、昨夜、12日21時(世界時12日12時)頃です。 磁場強度(ACEの白線)が、4nTから8nTに強まりました。 それほど大きな変化ではありません。 そして、現在まで7nT前後にやや強まった状態が続いています。 太陽風の速度(赤線)の方は、磁場強度が強まった頃からじわじわと上昇を始め、 13日6時(世界時12日21時)に500km/秒を超えました。 現在は500km/秒台を上下しています。 前周期の変化と比べると、磁場強度、速度ともに変化の幅がまだ小さく、 本格的な高速風はこれからではないかと思われます。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ても、 コロナホールの濃い部分は、やっと地球への影響開始位置に達するところです。 磁場強度が大きくなり、 南向きに強まる(ACEの赤線がマイナスに変化する)ことが見られるようになりました。 その影響で、活発なオーロラ活動が発生しています。 AE指数では、1000nTに達する大きな変動が記録されています。 ACEの太陽風に戻ると、図のまん中あたりで、 -8nTの南向き磁場(赤線)が2時間半ほど続いています。 この変化が地球に激しいオーロラを起こしたのです。 高速太陽風は、これから1週間にわたって続くと予想されます。 この間、活発なオーロラ活動も期待されます。 高速風領域の前半でより活発なオーロラが見られるので、 これからしばらく、アラスカのライブカメラにも注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、太陽風の乱れに伴って大きく数を減らしています。 明日以降、再び上昇すると思われますので、引き続き変化に注目してください。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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