宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 1/11 10:18 更新 太陽風は通常の状態に戻り、磁気圏も穏やかです。大きなコロナホールが見えています。 2008/ 1/11 10:23 追加 27日周期の図が未掲載でした。 担当 篠原 今日は、STEREO衛星で、コロナホールの様子を先回りして見てみましょう。 1枚めに掲載しているのは、STEREO Behindという、 地球よりも少し遅れて太陽を公転している人工衛星が撮影した太陽です。 地球よりも1日半ほど先回りして、太陽の姿を見ることができます。 次に掲載しているのは、いつもの、SOHO EIT195の最新写真です。 コロナホールの形を見比べると、STEREOが先回りしている様子がよく分かります。 STEREOの写真によると、現在太陽に見えているコロナホールは、 南半球に少し上がった位置に、東西に太く長く広がっています。 このため、ここから吹き出す高速の太陽風は、かなり長い期間続くことが予想されます。 1週間くらいは十分続きそうです。 前周期も、この高速風は12月17日から1週間続きました。 このまま対応させると、1月13日から19日まで600km/秒前後の速い風が吹くことが予想されます。 前周期のこの期間はオーロラ活動も活発で、今回も期待したいところです。 高速風の立ち上がりの頃に、最も激しい活動が見られるので、 13日は、オーロラライブカメラにも注目してください。 さて、現在の太陽風は、速度が450km/秒に下がり、通常の状態にほぼ戻っています。 磁気圏活動も静かになっていて、AE指数に小さな変化がひとつ見えている程度です。 今日と明日は、このまま穏やかに過ぎて行くでしょう。 そして、高速太陽風がやって来ます。 放射線帯高エネルギー電子は、高いレベルを保っています。 10,000の警戒レベルを楽に超えていて、明後日までは注意が必要です。 太陽はとても静穏です。 中心から少し東(左)の場所に、黒点がひとつ見えています。 982黒点群となりそうです。 2008/ 1/11 10:23 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります STEREO衛星極紫外線望遠鏡EUVI195で先回りして見た太陽コロナ。11日8時半(世界時10日23時半) (c) NASA SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC 2008/ 1/11 10:23 追加 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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