宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 1/ 8 10:18 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。今後は下がる傾向です。放射線帯が強まっています。 担当 篠原 速度の高い太陽風が続いています。 昨日のニュースの後は更に高まり、650-700km/秒とかなり高い速度になりました。 この辺りが、今回の高速太陽風の最高速領域だった様です。 今朝になってやや速度は下がり、現在は600km/秒です。 今後は、次第に速度は下がって行く方向にあります。 SOHO EIT195では、コロナホールは太陽の西側にだいぶ移動しました。 この位置関係だと、高速風はまだ2日くらいは残りそうですが、どうなるでしょうか。 そして、この写真の南東(左下)には、次のコロナホールが姿を見せています。 こちらは、前周期、12月17日以降の高速風をもたらしました。 今回は、1月13日ころの到来が予想されます。 こちらは、もう少し姿がよく見えて来たところで検討しましょう。 とても速度の高い太陽風が続いていますが、磁気圏活動はやや弱まっています。 AE指数では、500nT規模の変動が前半に見えていますが、後半は静かになっています。 前半の変化も、昨日のグラフと比べると、やや控えめの様です。 この傾向は、シベリア磁場データを見てもはっきりしていて、 前半2日分の変化と比べて、昨日の変化は幅がずいぶん小さくなっています。 これは、太陽風の磁場の南向きの変化が、より小幅になっているためだと思います。 磁場強度が弱まって来ましたから、今後はオーロラ活動も小ぶりに限られるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子が大きく上昇しています。 10,000の警戒レベルを超えました。 これは、更に上昇すると思われます。 衛星の運用などでは注意が必要な状態になっています。 太陽では、C1クラスの小さな小規模フレアが起こりました。 太陽中心付近の、980黒点群です。 (掲載の写真では黒点の姿は見えず、番号も書かれていませんが) X線のグラフで、その前に見えるB1の小さな変化は、981黒点群で起こっています。 しかし、太陽のフレア活動が活発化するということはないでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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