宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 1/ 6 11:45 更新 コロナホールによる、高速の太陽風がやってきました(620km/秒)。オーロラも活動的です。 担当 篠原 昨日、太陽風の磁場強度が強まっているとお知らせしましたが、 その後、速度が上昇を始め、一気に高速太陽風が始まりました。 速度が本格的に高まったのは、5日16時(世界時5日7時)頃です。 ここで550km/秒の高速風になりました。 その後も、ゆっくりと速度は上がり、 5日23時(世界時5日14時)以降は、600〜650km/秒を保っています。 太陽風の磁場強度は、初めに10nTに強まりましたが、 速度が上がりきった頃にいくらか弱まって、8nTに下がっています。 それでも、通常よりも強まった状態です。 27日周期の図で、今回と前周期の変化を比べてください。 高速風の到来は、2日近く早まっています。 太陽の高速風の噴き出し口の様子が、だいぶ変わっている様です。 SOHO EIT195の太陽写真では、コロナホールの最も濃い部分は、 これから地球への影響位置(西側へ半分行ったあたり)に達します。 コロナホールからの影響は。これからが本番という印象です。 今後、3〜4日くらいは速度が高い状態が続くのではないでしょうか。 太陽風の磁場強度は強まったままですが、 この下がり始めが、高速風が後半に入る目安になります。 磁場強度が強まり、速度が上昇したことで、磁気圏のオーロラ活動も活発化しています。 AE指数では、500〜1000nTの中規模変動が活発に発生しています。 シベリアの磁場データで3日間の変化を見ると、 昨日になって、活動が一気に活発化したことがよく分かります。 太陽風は現在も速く、磁場強度も高まったままですので、 今日も活発なオーロラ活動が見られそうです。 太陽風磁場は、速度よりも先に弱まって行きます。 高速風領域では、前半の方がオーロラは活動的で、後半は規模が小さくなって行きます。 太陽では、新しい活動周期の磁場極性を持つ981黒点群が、 北半球の中緯度域に発生しましたが、 最新のSOHOの写真では、もう見えなくなっている様です。 980黒点群は既にNOAAのリストからも消えていますので、恐らく現在の太陽は無黒点です。 X線グラフはAクラスの中で変化していますが、 目立った活動が起こることはないでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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