宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 --- ---
1/ 3 --- ---
1/ 2 16:56 C1.3
00:17 C1.2

黒点  1/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
0980 3 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:02 292 -0.2
-2 h 294 -0.6
-4 h 300 -1.0
-6 h 307 -0.9
-8 h 308 -0.4
-10 h 313 -0.5
-12 h 318 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -11 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
1/ 4 0.6 7x10^2
1/ 3 0.5 1x10^3
1/ 2 0.7 8x10^2
1/ 1 0.8 2x10^3
12/31 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/12/30 11:39 穏やかな宇宙天気が続いています。年明けにかけて、静かに過ぎて行くでしょう。
2007/12/31 11:25 太陽の東端で、C8の小規模フレアが発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。2007年のアクセス数をまとめます。
2008/ 1/ 1 10:38 新しい活動領域が東端から近づいています。太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。
2008/ 1/ 2 12:09 太陽の東端から980黒点群が上がって来ました。太陽風は低速で、穏やかです。
2008/ 1/ 3 09:10 C1.3の小規模フレアが起こりました。太陽風、磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2008/ 1/ 4 10:06 更新
太陽風は一段と低速になり、磁気圏も穏やかです。コロナホールが太陽の中心に達しています。

担当 篠原

2日の夕方に、長時間型のC1フレアを起こした980黒点群ですが、
その後、活動は穏やかになっています。
X線の強度はだいぶ下がってきましたし、
可視光写真でも、黒点の姿はほとんど見えなくなっています。
むしろ、白斑の白い筋が目立っています。
もう、それほど大きなフレアを起こすことはなさそうです。

そして、SOHO EIT195の写真で、
980黒点群に続いて太陽の東端に見えている明るい領域ですが、
STEREOで先回りして見てみると、規模はより小さいものでした。
ここには、黒点は見られないのではないでしょうか。


太陽風は、かなり低速の状態になっています。
速度は一段と低下して、300km/秒を切ったところです。
磁場強度は2nTまで弱まっています。

磁気圏はとても穏やかで、AE指数、シベリアともに、全く変化が見られません。
今日、明日は、このまま静かに過ぎて行くでしょう。


SOHO EIT195によると、コロナホールがいよいよ太陽の中心線に達した様です。
これから、約3日後に高速の太陽風が地球へやって来ると考えられます。
日本時間で、7日の始めくらいでしょうか。

27日周期の図で前回を振り返ると、
この時は、高速風の1日ほど前から(12月10日)太陽風磁場の強まりが発生していました。
今回、これが繰り返されるかどうかはまだ分かりませんが、
その場合は、1月6日から太陽風の乱れが始まることになります。





SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。