宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 --- ---
12/28 --- ---
12/27 --- ---

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:49 389 -0.6
-2 h 395 -0.3
-4 h 402 -0.0
-6 h 410 -0.6
-8 h 413 +0.1
-10 h 412 +0.6
-12 h 423 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
12/29 0.7 1x10^3
12/28 0.7 3x10^3
12/27 0.7 7x10^3
12/26 0.6 9x10^3
12/25 0.6 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/12/24 11:39 太陽風の速度が下がり始めました。高速太陽風は終わりを迎えています。
2007/12/25 13:36 太陽風の速度は400km/秒に下がりました。磁気圏もとても静かです。
2007/12/26 11:11 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽活動の新しい11年周期が見えて来た様です。
2007/12/27 13:28 低速の太陽風が続いています(340km/秒)。磁気圏も穏やかです。
2007/12/28 13:26 太陽風の速度が上がって、やや高速になっています。
最新のニュース

2007/12/29 10:58 更新
太陽風の速度は下がって、400km/秒にもどりました。磁気圏はとても穏やかです。

担当 篠原

昨日見られた太陽風速度の盛り上がりは、規模の小さなものでした。
昨夜のうちに速度は下がり始め、
既に400km/秒を割って、低速太陽風になりつつあります。

太陽風の磁場も、昨日のニュース以降、南北成分が急に小さくなって、
0nT付近で変化する様になりました。
このため、磁気圏にはほとんど影響が見られず、
AE指数、シベリア磁場データともにとても穏やかです。

この後、速度は300km/秒台に下がってしまうと思いますので、
磁気圏もこのまま穏やかに推移すると思われます。


27日周期の図を見てください。
前の周期の変化を見ると、次の大きな乱れは12月10-11日までやって来ません。
今周期に置き換えると、1月6-7日に相当します。
年末年始にかけては、たいへん穏やかな太陽風、磁気圏となるでしょう。

もちろん、昨日の様な、小規模の変化は急にやってくるかもしれません。
この点は、太陽風の長期的な変化として興味のあるところです。
ここしばらく続いている、2週間高速風、2週間低速風というパターンは
いつまで続くのでしょうか。


太陽は無黒点です。
穏やかな状態が続いています。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。