宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/25 --- ---
12/24 --- ---
12/23 --- ---

黒点 12/25 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 398 +0.3
-2 h 392 +0.5
-4 h 394 +1.7
-6 h 395 +1.6
-8 h 398 -2.3
-10 h 410 +0.7
-12 h 419 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
12/25 0.4 1x10^4
12/24 0.5 1x10^4
12/23 0.5 1x10^4
12/22 0.5 1x10^4
12/21 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/12/20 10:11 600km/秒前後の高速太陽風が続いています。放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
2007/12/21 13:46 太陽風の速度が上昇して、700km/秒を回復しています。
2007/12/22 11:28 600km/秒の高速の太陽風が続いています。高速風領域の後半に入っています。
2007/12/23 12:12 太陽風は速度600km/秒で安定しています。小規模のオーロラ活動も続いています。
2007/12/24 11:39 太陽風の速度が下がり始めました。高速太陽風は終わりを迎えています。
最新のニュース

2007/12/25 13:36 更新
太陽風の速度は400km/秒に下がりました。磁気圏もとても静かです。

担当 篠原

太陽風の速度は400km/秒に下がりました。
高速の太陽風は終わって、普段の風に戻っています。
磁場強度も4nTで、普通の強さで落ち着いています。
27日周期の図で前回と比較すると、むしろ半日ほど早く高速風が終わった印象です。

磁気圏もすっかり静かになっていて、AE指数にはとても小さな変化しか見られません。
シベリアの磁場データを見ると、
この3日間に、日ごとに活動度が弱まっていたのがよく分かります。


これから、年内いっぱいはとても穏やかな状態が続くでしょう。
太陽風の速度は300km/秒台に下がって行きそうです。

1月1日くらいから、太陽風の速度に多少の増加が見られるかもしれません。
この期間は、前周期(12月5日〜)に小さな変化が見られていて、
これが今回どうなっているか注目しています。

そして、次の本格的な高速風は1月7日くらいから始まるでしょう。
それまでは、基本的には穏やかに過ぎて行くと思われます。


放射線帯の高エネルギー電子は、高めの状態が続いています。
減少はとてもゆっくりです。

太陽はとても穏やかです。
無黒点のままです。





SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。