宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/24 11:39 更新 太陽風の速度が下がり始めました。高速太陽風は終わりを迎えています。 担当 篠原 1週間にわたって続いた高速の太陽風は、終わりを迎えようとしています。 昨日のニュースの頃までは、太陽風の速度は600km/秒を保っていましたが、 その後、低下を始め、現時点で450km/秒まで下がっています。 既に、やや高めというくらいの速度で、 このまま通常の速度レベルへ下がって行きそうです。 磁気圏活動も、次第に弱まっています。 AE指数では、500nTの活動がひとつ発生していますが、 その前後はだいぶ静かになっています。 シベリア磁場データを見ると、2日前、3日前の変化と比較して、 昨日の変化幅が一段小さくなっているのがよく分かります。 太陽風の速度が下がって来ましたから、 磁気圏活動も今後はとても穏やかになるでしょう。 結果として、高速太陽風の終わりのタイミングは、前周期とほとんど同じだった様です。 27日周期の図で、前回の変化と比べてみてください。 そして、宇宙天気は、これから2週間にわたって穏やかな状態が続きそうです。 27日周期の予想では、次の高速風の到来は、1月7日くらいになりそうです。 場合によっては、その前の1月1日くらいに小規模の変動がやってくるかもしれませんが、 これから年末年始にかけては、基本的に穏やかな状態が続くでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、 かろうじて10000に達するくらいの、高めのレベルが続いています。 この後の減少はとてもゆっくりですので、しばらくこの状態が続くでしょう。 太陽は無黒点で、とても静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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