宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/22 11:28 更新 600km/秒の高速の太陽風が続いています。高速風領域の後半に入っています。 担当 篠原 かなり速度の高い太陽風が続いています。 昨日の700km/秒からは下がって来ましたが、 依然、600km/秒とかなり高い速度を保っています。 磁気圏でも、オーロラが活動的な状態を保っています。 AE指数では、500nTくらいの中規模の変動が断続的に発生しています。 活動の様子は、シベリア磁場データでも分かります。 一昨日(図の中央)に、オーロラの変動が激しさを増し、 昨日(図の右側)は、やや弱まったものの依然活発な変化を記録しています。 活発な状態が長時間続く今回の高速太陽風ですが、 高速風領域としては、後半に入って来たと思われます。 27日周期の図から考えると、 現在の様な速度がかなり高い状態は、今日、明日くらいまでだと思われます。 その後、ゆっくりと速度を下げ、25日くらいに通常の状態に戻りそうです。 一方、SOHO EIT195を見ると、南半球の大きなコロナホールは、 まだ、最後の部分が太陽の中心線を通過した程度です。 緯度が高めなので、どの程度地球に影響があるのか微妙ですが、 この位置関係だと、前回よりももう1〜2日くらい高速風が長く続くかもしれません。 太陽風の磁場強度は、現在も4nTのレベルを保っています。 これが、3nTくらいに下がって来ると、高速風も終わりが近づきます。 放射線帯の高エネルギー電子は、高いレベルを保っています。 警戒ラインの10000付近を変化しています。 もう少し上昇する可能性があるので、引き続き注意が必要です。 太陽は無黒点です。 X線の強度はすっかり下がり、穏やかな状態に戻りました。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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