宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/20 10:11 更新 600km/秒前後の高速太陽風が続いています。放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日の700km/秒から、太陽風の速度はゆっくりと下がっています。 現在は550〜600km/秒です。 ACEの図では、ずいぶん下がったように見えますが、 27日周期の図で速度の変化を見て下さい。 まだまだ高いレベルで高速風が続いています。 太陽風の磁場強度は、5nTと通常のレベルを保っています。 ただ、南北成分(赤線)は小幅になっていて、0nTの付近を小さく揺れているだけです。 恐らくそのためでしょう、磁気圏の活動は全体的に小さくなっています。 昨日のAE指数は、300nTの小規模変動が続くだけとなっています。 それでも、アラスカのライブカメラでは、きれいなオーロラが見えていたようです。 シベリア磁場データを見ると、 この3日間のオーロラ活動の規模の移り変わりがよく分かります。 高速風到来直後の17日が最も激しく、その後次第に規模が小さくなっています。 SOHO EIT195では、太陽の南半球に大きく広がるコロナホールが、 次第に西側に移動しています。 地球へ影響を及ぼすのは、低緯度側(赤道に近い部分)のコロナホールです。 これが西側へ移動して行くと、高速の太陽風も終わりへと向かうことになります。 27日周期の図で考えると、現在は高速風帯の中盤と考えられます。 この後も、速度が上がったり下がったりしながら、24日くらいまで高速風が続くでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に増加を続けています。 GOES11に続いて、GOES12もほぼ警戒レベルに達しています。 この後も、更に増加しそうです。 衛星の運用では注意が必要な状況になっています。 太陽では、978黒点群が没して、見えなくなってしまいました。 上空からのX線の放射も届かなくなったようで、 X線のグラフが急にレベルを低下させています。 太陽は穏やかです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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