宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/21 13:46 更新 太陽風の速度が上昇して、700km/秒を回復しています。 担当 篠原 今日は冬至です。 地上の冬はこれからが本番ですが、太陽は折り返しを迎えています。 北極圏のオーロラ観望も、夜が次第に短くなって行きます。 今日1枚めの写真は、SOHO LASCO C3カメラによる今日の太陽方向の星空です。 冬の太陽の後ろには、夏の星空が見えています。 写真の左半分を上から下に、夏の天の川が流れています。 太陽の左に明るく見えるのは木星、左下に見えるのは水星です。 こちらは季節とは関係ありません。 太陽風の速度は再び上昇し、700km/秒台を回復しました。 速度の上昇は21日に入った頃(世界時20日15時頃)から始まり、 700km/秒台に上がって、半日ほど経っています。 速度が上がる時には、太陽風の磁場強度も強まって、磁気圏が乱れやすくなります。 今回も、再上昇した辺りでオーロラ活動が活発化して、 500〜1000nTの中規模活動が発生しました。 速度が上がりきった後はやや落ち着いて、300nTくらいの中規模変動が続いています。 高速風領域は、ほぼ中間点に達しています。 これからは後半戦です。 前周期の変化を見ると、明後日くらいまでは600km/秒台のかなり高い速度が続いて、 下がり始めるのは24日からになりそうです。 SOHO EIT195の太陽写真では、 大きく広がっていたコロナホールも、次第に西側に隠れて行っています。 この、最後に見えている部分からの高速風が、これから地球にやってくるのです。 オーロラ活動も、もう2日くらいは活発に続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、両衛星が10,000のレベルに達しました。 しかし、その後の活発な磁気圏活動で、一時的に数を減らしている様です。 高速風が続いていますから、今後、再び上昇すると思われますので、 衛星の運用などでは引き続き注意が必要でしょう。 太陽は無黒点で穏やかです。 X線のレベルも下がりきって、978黒点群の影響が届かなくなった様です。 SOHO LASCO C3カメラの写真。左側の背景に夏の天の川が流れています。明るい星は、上が木星、下が水星です。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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