宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/19 09:57 更新 太陽風の速度は、700km/秒に上がっています。オーロラも活動的です。978黒点群は没して行きました。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 その影響で、磁気圏では活発なオーロラ活動が続いています。 今日に入って、太陽風の速度は、もう一段高速になりました。 昨日の600km/秒から、現在は700km/秒にまで上がっています。 太陽風は、かなり高速の状態です。 一方、磁場強度は、多少弱まりの傾向を見せています。 5nTをやや超えるくらいのレベルから、現在は4nTくらいに下がっている様です。 高速風領域の中盤に入っていることを示しているのでしょう。 磁気圏では、オーロラが活発に発生しています。 AE指数を見ると、1000nTに達する活動が一度見られ、 その他の時間帯でも、300〜600nTの中小規模の変動が終日発生していました。 活発な変動は、シベリアでも観測されています。 昨夜は、アラスカのライブカメラで、きれいなオーロラの姿を見ることができました。 引き続き今夜も期待できますので、ぜひご覧下さい。 今回の高速太陽風は、まだまだ中盤にさしかかったところです。 SOHO EIT195の太陽写真では、 コロナホールの後半部がようやく太陽の中心に達しています。 前周期の変化を参考にすると、高速風は24日くらいまで続きそうです。 その間、磁気圏も活発な状態が続くでしょう。 高速風の影響で、放射線帯高エネルギー電子が一気に増加しています。 青線のGOES11で、警戒レベルの10,000に達しています。 もうひとつのGOES12(赤線)も、やがて警戒レベルを超えるでしょう。 衛星の運用では、これからしばらく障害が発生しやすくなります。 太陽では、978黒点群が西へ没して行きました。 最後に、C2クラスの小規模フレアを2回起こしました。 X線のグラフにはまだ強度が残っていますが、 この後はレベルも下がって、穏やかな太陽に戻るでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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