宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/18 12:32 更新 600km/秒の高速太陽風がやって来ました。磁気圏も活発に活動しています。978黒点群が没しつつあります。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度が上昇を始め、 速度600km/秒の高速太陽風がやって来ました。 速度が上がりきったのは、17日20時(17日11時)頃です。 それとともに磁場強度は下がり、現在は5nTに下がっています。 速度が上がって、磁気圏がかなり活動的になっています。 オーロラの活動度を示すAE指数では、 1000nTに達する活発なオーロラ活動が3回ほど観測されています。 北極圏ではきれいなオーロラを観望することができたのではないでしょうか。 磁気圏活動は、現在も活発な状態を保っています。 AE指数では、500nTくらいの変動が続いています。 速度が600km/秒台と高めで、磁場強度も5nTのレベルを保っています。 更に、太陽風磁場が南寄りになっているので、 小、中規模のオーロラ活動がしばらく続きそうです。 SOHO EIT195の太陽写真を見てください。 コロナホールは、太陽の南側に大きく広がっています。 まだまだ、高速風は始まったばかりです。 27日周期の図で、前周期に長い期間高速風が続いたように、 今周期も12月23-24日くらいまで、高速の太陽風が続くと予想されます。 放射線帯の高エネルギー電子は、磁気圏活動の影響で大きく数を減らしています。 今後、増加を始めると思われますので、注意が必要です。 27日周期の図から、前周期の変化を参考にするとよいのですが、 この後も磁気圏がたびたび活動的になるでしょうから、 高エネルギー電子も、増えたり、減ったりと、変化を繰り返すことになると思います。 太陽では、978黒点群が西に没しつつあります。 姿が見えるのも、今日まででしょう。 X線のグラフは、高めのレベルを続けていましたが、 黒点群が没するとともに、弱まって行くでしょう。 後に続く黒点は見られず、太陽は穏やかになります。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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