宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/13 12:54 更新 高速の太陽風が続いています(550km/秒)。磁気圏は比較的穏やかです。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 速度としては、低下の傾向にあるようで、 昨日までは600km/秒台を保っていましたが、今朝に入って550km/秒に下がって来ています。 磁場強度は5nTを保っていて、まだ弱まってはいません。 このため、速度が本格的に下がるのは、もう少し先になるのではないかと思います。 27日周期の図を参考にすると、今日いっぱいは高い速度が続き、 速度の低下は明日に入ってからとなりそうです。 速度は高い状態が続いていますが、磁気圏の活動はそれほどでもありません。 AE指数では、中・小規模の変化がいくつか見える程度で、 特に、図の後半はかなり落ち着いています。 太陽風の磁場が、北寄り(赤線がプラス側)になっているためでしょう。 今後は、速度、磁場ともに穏やかになって行く傾向にありますので、 磁気圏の乱れも起こりにくくなります。 今後の予想ですが、太陽風の高速状態は明日(14日)くらいまでではないかと思います。 15,16日と一休みして、17日から次の高速風がやって来そうです。 SOHO EIT195の写真を見てください。 太陽の南東(左下)に、くさび状の鋭い形をしたコロナホールが見えています。 明日くらいにコロナホールが太陽の中心に達し、 その3日後、17日くらいに影響が地球にやって来ると予想できます。 放射線帯の高エネルギー電子は、増加はしていますが、1000のレベルまでで、 警戒域には達していません。 高速風も後半に入っていますので、今回はこれ以上大きく増えることはないでしょう。 太陽では、978黒点群が複雑な姿を見せています。 しかし、フレア活動は無く、太陽は穏やかな状態が続いています。 太陽観測衛星「ひので」のホームページで、 この黒点群の拡大写真が公開されています。 今日のニュースに縮小したものを掲載します。 しかし、オリジナルはもっと大きな写真ですので、ぜひリンク先の写真をクリックして、 オリジナルの迫力を楽しんでください。 ひのでが撮影した978黒点群。12月12日18時(世界時12日9時)。 (c) 国立天文台/JAXA SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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