宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/11 10:24 更新 高速の太陽風が始まりました。速度が550km/秒に高まっています。978黒点群も大きな姿を見せています。 担当 篠原 高速太陽風がいよいよやって来ました。 昨夜、10日20時(世界時10日11時)頃から、 太陽風の磁場強度は強まり始め、10nTを超えて最大15nTレベルまで上昇しました。 それに続いて、速度もゆっくりと上がり、 350km/秒の低速風から、現在は550km/秒まで速くなっています。 27日周期の図で前回と比較すると、半日程度太陽風の変化が遅れてやって来たようです。 速度がこのまま上がり続けて、前回の様に700km/秒近くまで上がるのかどうか、 コロナホールの様子が変化しているので注目しています。 太陽風の磁場が強まりましたが、南北成分が北寄りで始まりました。 このため、磁気圏の乱れはまだそれほど目立ったものではありません。 AE指数では、500nT前後の小、中規模の変化が見えている程度です。 現在は、磁場強度が強く、速度も上がってきたところですので、 磁場が南寄りになると、一気にオーロラ活動が活発化するでしょう。 今日からしばらく、アラスカのライブカメラにも注目です。 SOHO EIT284では、コロナホールは太陽の中心を通り過ぎつつあります。 これから3〜4日くらい、高速の太陽風が続くと思われます。 そして、太陽の東端(左端)には、次のコロナホールの影も見えて来ています。 もう2日くらいすると、はっきりと見えて来るでしょう。 放射線帯高エネルギーは、現在は低いレベルに下がっています。 今後、高速風の影響で増加を始めると思いますので、注意してください。 太陽では、978黒点群がβγ群に強まっています。 X線のグラフでは、Bクラスの変化が度々起こっています。 Cクラスの小規模フレアを起こすかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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