宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/12/10 12:44 更新 低速の太陽風が続いています。これから高速太陽風がやって来るでしょう。 担当 篠原 昨日見られた太陽風の変化は、小さな規模のものでした。 速度は380km/秒まで上がりましたが、そこまでで、 現在は320km/秒と遅い風に戻っています。 磁場強度も、4nTとh普段のレベルに戻っています。 27日周期の図を見ると、結果的には前周期よりも高速風の回帰は遅れています。 前周期の変化を見ると、既に太陽風の磁場強度の強まりが本格化してもよい頃です。 昨日紹介した様に、コロナホールの規模は弱まっている様です。 高速風の到来が遅れたり、速度の山が低くなっている可能性があります。 昨日の太陽風の乱れは小さな変化でしたが、 一時的に太陽風磁場が南向きに偏った時間帯がありました。 そこで、AE指数300〜500nTくらいの小規模の磁気圏活動が発生しています。 そして、太陽風磁場の南向きが終わるとともに、活動は終わり、 磁気圏は穏やかになりました。 この後も、高速風の始まりまでは静かに過ぎ、 太陽風の乱れがやってくるとともに、オーロラなどが活発化するでしょう。 ACEの太陽風のデータに注目してください。 太陽では、978黒点群の活動度がやや上がっている様です。 B9.4の小さなフレアを起こしています。 もう少しで久しぶりのCクラスフレアでしたが、黒点群は現在も大きく、 この後にCクラスの変化を起こすかもしれません。 ただ、それ以上の活動にはならないだろうと予想されています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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